意外と知らない「恵比寿の歴史」

恵比寿の歴史についてどのくらいご存知でしょうか。今ではおしゃれな街と言うイメージが定着した恵比寿ですが、少し意外な歴史があるのです。

 

元は大名屋敷
江戸時代の恵比寿は伊達家の大名屋敷が建っていました。恵比寿三丁目が昔伊達町と言われていた事には、このような歴史があるのです。この他にも伊達坂と言う坂道があり、名残は至る所に残っています。明治に時代が変わるとサッポロビールの工場が作られて、そこから恵比寿と言う風に呼ばれるようになりました。これは有名な話ですが、エビスビールが恵比寿と言う地名の由来になっているのです。江戸時代から明治にかけて、大名屋敷からビール工場の街へと姿を変えたのです。

 

近年の恵比寿
日本の社会が近代化されるにつれて、恵比寿のビール工場もどんどん郊外へ移動する流れになり、昭和60年にはビール工場は閉鎖されてしまいます。これを境に、恵比寿の街は大変貌を遂げ、だんだんと今のおしゃれな街になって行きます。平成3年には恵比寿ガーデンプレイスの工事も始まり、平成7年に完成しました。しかし今でも、恵比寿はビール工場があった名残を色んな所に残しています。今の恵比寿からはビール工場群があったなんて想像しにくいですが、当時はかなり大きな工場群が並んでいたのです。

 

恵比寿は元々大名屋敷だっただけの事はあり、色んな歴史が詰まっている街です。恵比寿に住んでいる、よく行くと言う方でもこの歴史を知らないと言う方は多いのではないでしょうか。知らない歴史というのは、地名の由来などに結構関係しているので、色々調べてみるのも面白いものです。